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スペイン旅行記 五日目

【2014年2月20日(木)】

暗いうちに目が覚めるのも慣れてきた。
アラームを設定してはいるものの、アラームよりも先に目が覚める。

今日は昨日のパン屋さんとは異なるパン屋さんへ。
スペインのパン屋さんで売られているパンは、
日本でもお馴染みのクロワッサンやバケット以外に、
オリーブの入ったパンなど、あまり見かけないパンも売られている。
(帰国後パン屋さんでオリーブパンを見つけたので珍しくはない?)
その他、ケーキやドーナツを売っていることもある。

たまたま買ってみたパンが変わった味だったものの、
何の味かは分からず。クミンかな…?

今日はまたサンツ駅へ。renfe近郊線に乗って
バルセロナの西の方にあるワイナリーを訪ねる。

しばらく電車で走ると、次第にぶどう畑が現れるように。
今は木の剪定が済んだあとなので、低い木が並んでいる。
電車に乗って50分ほど。そこからタクシーに乗って10分。時刻は11時台。
最初に訪れたのはトーレス(TORRES)社。
140年以上の歴史を持ち、代々にわたりワイン製造を営んできたトーレス社。
今はヨーロッパだけでなくアメリカやチリにもブドウ畑を持っているそう。

驚いたのは、トーレス社の見学ツアーが1つのアトラクション、
あるいはエンターテイメントと言っても過言ではないほど楽しかったということ。
世界各地から見学しに来る人がいるようで、
最初の映像、および途中の見学用の車での放送は
ヨーロッパの語圏だけでなく、日本語、中国語などにも対応している。
その他の説明は英語で聞いたが、ゆっくり、丁寧で聞き取りやすい。
ブドウの木が剪定され、育ち、実をつけ、収穫され、ワインが出来るまでの1年を
音だけ(言葉なし)の映像で流された後、見学用の車で敷地内を廻る。
貯蔵庫や、製造所などを見て回ったが、美味しいワインを造るためのこだわりが
ブドウだけでなくコルクに至るまでかけられている。

ここでこの日の夕食のためにワインを購入。
美味しい上に安くワインが買えるとは素晴らしい。
それでも1本45ドル(6300円)ほどするワインもあった。
日本だとおそらくもっともっと高いんだろうと思う。

次に行ったのはコドルニウ社。
トーレス社最寄りの駅からバルセロナ方面に少し戻り、
こちらも駅からタクシー。
…なのだが駅前にタクシーは待っておらず、
仕方なくしばらく歩いたところにあるお店でタクシーを呼んでもらうことに。
そのお店で軽くお昼ごはんも済ませる。時刻は早くも15時前。

コドルニウ社はトーレス社よりもさらに歴史が古く、なんと1551年創業。
1872年にフランスのシャンパーニュと同じ方式でスパークリングワインを
スペインで初めて誕生させたところでもある。
スパークリングワインは、スペインではカバ(Cava)と呼ぶ。呼びやすい。

建物も歴史ある建物で、趣があった。
館内を見学した後、外から見学用の車に乗って建物を見学。そして別の建物へ。
ここから地下へと降りていく。
下りの階段を降りて、階段を降りて、まだ階段を降りて、
さらに階段を降りて… どんどん降りていく。
到着した地下の深さはなんと36m。明かりがなければ真っ暗。
そうでなくてもほの暗く、少し涼しい。

地下を少し歩いて、また見学用の車に乗る。
感覚としては遊園地にあるような一列二人乗りの乗り物。
それで地下を駆け巡る。
ゆっくりでなく、それなりの速度で。
両側にはワインがたくさん置かれている。向きは斜め下向き。
それにしても、深いだけでなく広い。
ワインが無ければRPGに出てくる地下のダンジョンみたい。
迷ったら一巻の終わり。ワインを飲んで生き延びるしか無い。

地下のツアーを終え、別の階段から地上に戻ってきた。
こちらのツアーも楽しかった。
もちろんこちらでもワイン(カバ)を購入。

トーレス、コドルニウともに試飲があったが、
試飲したワインもとても美味しかった。
複数種類を飲んだが、香りも味もそれぞれに特徴、個性があった。
ワインは、初めて飲んだワインがあまり美味しいと思えず
どちらかと言えば苦手な部類だった。
ある程度は飲めるようになっていたが、今回のツアーで
ワインを好きという度合いが一気に上がった。

宿に戻ってきて、スペイン最後の夕食。
肉、海鮮、野菜と、改めて食材の豊富さを実感する。
日本も豊富だと思うけど、種類が異なるので味も変わる。
そしてそれに合うお酒もある。
日本の料理に合う日本酒が日本にあるように、
スペインなどの地中海地域には、
その地域の料理に合ったワインがある、と感じた。

しかし、ワインを4本も買ってきたは良いものの、
2本空けた時点で眠くなったのか友人が寝てしまった。
友人二人ともお酒は強いので飲もうと思えば飲めたんだろうけど、
なんだかんだで移動の多かった日。疲れたんだろう。
私ももう疲れたし、明日宿を出なければいけないので、
今日は寝よう。

そうか、明日にはもう飛行機に乗るのか。早いなぁ。
おやすみなさい。
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スペイン旅行記 四日目

【2014年2月19日(水)】

この日も暗いうちから目覚め。
時差ボケはないけれど日の出が遅いので朝の時間感覚が少し狂い気味。
うかうかしてると寝坊しそう。

朝は近所のパン屋さんにパンを買いに。
通りを歩くとパン屋さんが道沿いに一軒、二軒、…三軒。パン屋さんも多い。
そしてパン屋さんで買ったクロワッサンが美味しい。
焼きたてなんだろうか。カリッと、そしてふわっとしている。

この日はサンツ駅からrenfe中距離路線に乗車。北東に向かう。
バルセロナ中心部は地下を走り、そこを抜けると地上に。
都市部から次第に郊外、そして田園地帯へ。

スペインに来て驚いだことの一つは、桜の木があるということ。
日本でよく見かける桜とは少し種類が違うものの、木の幹は間違いなく桜。
そして最高気温が15度以上になるバルセロナでは、すでに桜が開花していた。

列車はどんどん走って行く。
窓の向こうには雪をかぶった山脈が見えてくる。
あれはピレネー山脈。あの山脈の向こうはフランス。
フランス国境にかなり近いところまで電車が走る。
2時間ほど電車が走り、到着したのはフィゲラスという街。

この街にあるダリ美術館が今日の目的地。
フィゲラスは比較的小さな街…バルセロナと比較したらもちろん小さいんだけど。
街の中をしばらく歩いて美術館に到着。
でもその前に昼食。美術館を見て回るのでお酒は飲まず。

サルバドール・ダリはシュールレアリスムの代表的な画家。
おそらく歪んだ時計の絵が有名かと思う。
ダリの作品はどんな作品か、と言われたときに、
「シュールレアリスム」と答えれば一語で済むには済むものの、
もっと詳しく言うとどんな感じかと言われるとうまく言葉にし得ない。
キリスト教徒だったため、それに関する絵もある。
空の絵、空に釘を散らしたような絵、
ゆがんだ動物の上にゆがんだ動物。
人に見える岩の集まり。
争いと黒く小さく描かれた人。
そして卵とパンとスプーン。
それが何を意味するか、解説を見たり三人で話したりしたけど、
これは是非作品を生で見て欲しいなと思う。

文章で書けばあっという間…
というより私の表現力が及ばずこれだけ書くのが精一杯。

確か午後1時過ぎに入ったはずだったが、気がつけば午後5時。
かなり長い時刻見て回った。
三人とも見て回るペースがゆっくりで同じ感じだった。

美術館を出てフィゲラス駅近くのバルで電車待ちを兼ねて休憩。
そう言えば今日はまだ乾杯していなかった。乾杯。
ゆったりと、時間が流れていく。

暮れかかった頃に電車はフィゲラスを発車。
日が沈めば風景はもう見えない。
三人でしばらく会話を交わす。
歩いた距離は長くないと思うが、美術館内でそれなりに歩いた。
目を閉じてうとうと。電車の走る音が鳴り響く。

サンツ駅に到着。
宿に向かって歩く途中のバルで夕食。
昼に食べたポテトの量が多かったのでポテトはもういいかな…と
写真でポテトが少ないものを選んだけれど、
ポテトがしっかりついてきた。

スペインにも慣れてきた感じ。
思えばスペイン旅行も後半に差し掛かっている。
美味しい食べ物、美味しいお酒、芸術にも触れる旅。

おやすみなさいまた明日。

スペイン旅行記 三日目

【2014年2月18日(火)】

前日早く寝てしまったからか、この日はまだ暗いうちに目が覚めた。
今日はサグラダ・ファミリアをはじめバルセロナ市内を観光する日。
7時半ごろに目が覚めれば大丈夫だろうと思っていた。

時計を見ると、時刻は7時である。
あれ、それにしてはずいぶん暗い。
日本ならもう夜が明けて明るくなっている時刻である。

実はこれは、バルセロナの経度が原因である。
バルセロナの経度はおよそ東経2度。
つまりイギリスのグリニッジ(0度の基準点)とほとんど変わらない。
しかしイギリスとスペインは時差が1時間あり、スペインのほうが1時間進んでいる。
したがってスペインの日の出は日本の感覚からすると1時間ほど遅くなる。
スペインでは夕食の時間が遅いと聞いていたが、おそらくこれが理由である。

そういうわけで、まだ空が明るみ始めたころから朝食をとる。

この日最初に向かったのはサグラダ・ファミリアである。
サンツ・エスタシオ駅から地下鉄5号線で東方向に5駅。
駅名もサグラダ・ファミリアとなっている。

駅から出るとすでにチケット売り場に行列ができていた。
しかし幸い、私たちは予約をしていたので行列に並ばず入ることができた。
ツアーに組み込まれているといった場合でなければ、
予約して行くのが良い。さすがバルセロナを代表する観光スポット。

敷地内に入ると、日本人がたくさんいた。
バルセロナに観光に来ている人は思いの外たくさんいるようである。

まず外から建物を見上げる。
大きいことは言うまでもなく、装飾が細かい。
写真では分からなかったが、壁面に様々な装飾、模様が施されている。
人物の像、文字、魔方陣(4×4、各和が33)などがあった。

建物内部に入ると、外観以上に驚きの連続だった。
柱は大木のように太く、上のほうで枝分かれしている。
ステンドグラスは赤、青、緑、黄色ときらびやかで、
それでいてこの建物に調和している。
建物の内部が、巨大な木々の立つ森のようである。
実際、この柱は森の木をイメージして作られているらしい。

生誕の門にあるエレベータで生誕のファザード(塔)に登る。
エレベータに乗る時間は予約時(またはチケット購入時)に決められ、
その時間に行くことで塔の上層部に行くことが出来る。
もう片方の受難のファザードは工事中のためかエレベータは閉鎖されていた。
偶然にも、エレベータに一緒に乗ったのは他の日本人グループだった。

塔の上からの眺めも圧巻である。
外を見ると街の眺め。あの丘は昨日登ったモンジュイックの丘だろうか。
そして塔のてっぺんに果物のような装飾がある。
このように、自然物をモチーフにした装飾は至る所にあり、
サグラダ・ファミリアの特徴の一つと言える。

等の上層部をしばらく歩いた後、螺旋階段を降りていく。
この螺旋階段、かなり急である。そして半径は小さい。
しかも真ん中は空洞なので見ようと思えば下を見ることが出来る。
さすがに怖い。

下に降りてきた後、まだしばらく建物内を見学した。
じっくり見学するのであれば1時間半~2時間は欲しい。
ガウディの建築技法について説明しているパネルもあったのでじっくり読んだ。
直線を組み合わせて曲面を作る技法がガウディ建築の特徴らしい。
(これについてはこのページが参考になる)
これは、カサ・バトリョなどこの後見るガウディの建築物においても実感した。

サグラダ・ファミリアを後にして次に向かったのは、
バルセロナの北の方にあるグエル公園である。
サグラダ・ファミリア駅から地下鉄5号線を西に2駅、
ディアゴナル駅で地下鉄3号線に乗り換えて北に2駅、レセップスという駅で降りる。

3号線のホームで電車を待っていると、
「スリが多発しています。手荷物には十分注意してください…」
という日本語の放送が聞こえてきた。
かねがね聞いていたことであるが、バルセロナでは観光客を狙ったスリが多い。
特に日本人は格好の的らしく、スリの他、置き引きの被害も多いらしい(参考)。
そのため、移動時はかばんを前側にするなどして対策していた。
幸い、今回の旅行では被害に遭わなかった。

レセップス駅から1kmほど歩く。
途中で昼食。グエル公園は丘になっており、登る前のふもとにあるバルへ。
バルにて本日初の乾杯をする。
今日に始まったことではないが昼からビールを飲むビールクズ。
しかし今は旅行中。気兼ねなく飲む。

グエル公園はメインの箇所が有料区域となっており、
30分ごとに400人の人数制限がある。
したがってここもツアーでなければ予約して行くのが確実である。
昨年の10月までは無料だったらしいが、繁忙期は大混雑だったらしい。

門、そして門の奥に見える階段の縁、いずれも曲面である。
中に入って階段を登ると、トカゲの噴水。
観光案内のグエル公園のページでは必ずと言っていいほどこの像の写真がある。
この辺りには人だけでなく鳩も来ていた。鳩は入場無料である。

正面だけでなく左右の回廊も不思議な曲線で縁取られている。
じっくり見て回って、有料区域の一番上へ。
ここが思っていた以上に広い。
そして眺めが良い。サグラダ・ファミリアも、モンジュイックの丘も見える。

有料区域を出て、さらに上に登っていく。
途中、ピンク色の建物が見えた。ガウディの家博物館である。
チケットを買って中に入ると、ガウディが作った、あるいは使っていた
家具が置いてあった。
その中で印象に残ったのは礼拝室。
外装の明るい色とは対照的に白い壁の質素な部屋である。
毎日礼拝を行っていたというガウディ。
天才的な建築家だっただけでなく、敬虔なクリスチャンでもあったという。

博物館を出て丘を歩いていると、ここにも音楽を弾いている人が。
さらに行くと、空気椅子で微動だにしていない人もいた。

丘は思っていたよりも高く、上まで登ると海の方まで見渡すことが出来た。

グエル公園を出て再びレセップス駅へ。そこからディアゴナル駅で降りる。
ここから、グラシア通りという大通りを海に向かって歩いて行く。
この途中には、カサ・ミラや、カサ・バトリョ
カサ・カルベといったガウディの建築物がある。
残念ながら、カサ・ミラは工事中であり、外観は覆われてしまっていた。
しかしカサ・バトリョはやはりガウディの建造物らしい曲面で構成されており、
周囲の建物とくらべて異彩を放っていた。
カサ・カルベはそれらと比較すると落ち着いている。

グラシア通りはブランド物のお店がある通りでもある。
食べ物は安いバルセロナだが、ブランド物はどうだったのだろうか。
店の中に入ったわけではないから分からなかった。
もしかすると日本よりは安いのかもしれない。

グラシア通りをさらに進むと、カタルーニャ広場に出た。
ここは大きな広場で、多くの人が集まっている。
そしてそれ以上に多くの鳩が集まっている。
バルセロナには鳩が多い。
特にこのカタルーニャ広場の鳩は上野公園の鳩よりも数が多いと感じた。

カタルーニャ広場を斜めに通りぬけ、ランブラス通りへ。
この通りは、左右だけでなく中央にも歩道がある、
むしろ中央に歩道があってその両脇を車両が通る通りである。
花を売っているお店があったり、似顔絵を描いてる人がいたり。
ここも賑わっている通りである。

ランブラス通りの真ん中ほど、海に向かって右側に、
サンジョセップ市場という市場がある。
この市場はボケリア市場とも呼ばれ、かなり大きな市場である。
野菜や果物、肉や魚は言うまでもなく、
ナッツやチョコなどを売っているところもあり、とても賑わっていた。
入口付近の店でカップに入ったカットフルーツを購入し、
食べながら市場内を見て回る。
宿でワインと一緒に食べようということで、
ナッツとドライフルーツ、そしてちょっといい値段の生ハムを購入。

サンジョセップ市場を出てランブラス通りをさらに海の方に向かうと、
コロンブスの像が見えてきた。ここが通りの終点であり、
向こうには海が見える。

今日の市内観光はここまで。
近くのドラサネス駅から地下鉄3号線に乗って宿へ。
初日はサンツ駅付近のホテルに宿泊したが、
2日目からは宿を移す。

一旦宿で荷物を置き、近くのバルにて夕食。
テレビにはサッカーの試合が映されていた。
バルセロナのチームと言えばFCバルセロナ。
私はサッカーのことを詳しくチェックしてないが、FCバルセロナの名前は知っている。
地元の人が応援に熱を入れるのは言うまでもない。

それにしても、今日もよく歩いた。
明日以降はこれほどは歩かないだろうけど、
疲れを溜め込まないためにもシャワーを浴びてゆっくり寝よう。

でも、その前に市場で買ったナッツ、ドライフルーツ、生ハムと、
夕食後スーパーで買ったワインで、乾杯。

スペイン旅行記 二日目

【2014年2月17日(月)】

出発前にビールを飲んだばかりだが、飛行機内でもビールを一杯飲んだ。
飛行機内で夕食、もとい夜食を終え、一眠りとアイマスクをして目を閉じた。
目を開けると、飛行機はもうヨーロッパに近づいていた。

乗り継ぎの空港に着いたときはまだ夜明け前であった。
次の飛行機を待っていると次第に空が明るくなってきた。

バルセロナに到着した時、現地時間は午前11時頃だった。
日本との時差は8時間なので、日本時間では午後7時。
つまり、移動に1日近くかかったということになる。
疲れが無いというわけではなかったが、
しかし、初めて訪れる国に対する期待に胸を膨らませずにはいられなかった。

空港からは電車でバルセロナ中心部に向かう。
利用者の多い空港であるが、電車は30分に一本である。
現地の券売機の慣れない操作に戸惑いつつも切符を購入し、列車を待つ。
そう、ここがバルセロナ。

地面から駅のホームまでの高さは日本と比べて低く、
そんなに電車の車輪が小さいのかと思っていた。
ところがいざ電車が来てみると、車輪の大きさは決して小さいわけではない。
その代わりドアの高さがホームよりも高く、電車の横から出てくるステップを踏んで
階段を登るようにして電車に乗るというかたちである。
車椅子に乗っている人に対してはあまり優しくない。

この電車はRenfe(レンフェ)というスペインの国鉄にあたる鉄道である。
空港駅からおよそ20分で、バルセロナ・サンツ駅に到着する。

電車に乗っていると、突然賑やかな音楽が聞こえてくる。
車内放送かと思ったがそうではなく、隣の車両から聞こえてくる音楽である。
なんと車内に楽器を持ち込んで演奏している人が3人ほどいる。
うち一つの楽器はかなり大きい。コントラバスみたいな大きさの弦楽器である。
しかも他の乗ってる人は気にしつつも何事もないようにしている。

ちらりと見ると、この人達、乗客に対してお金を恵んでくれないかという仕草をしている。
なるほどそういうことかと思った。
こういう光景はここでは珍しくないことなんだろうけど、
私にとっては初めてのことだったので驚いた。
このように電車の中で演奏している人は、
この旅行中、地下鉄などで何回か目にすることになる。

サンツ駅に到着。最初の宿泊場所はここから近い。
入り口がやや分かりにくいという情報だったけどそれほど迷わずに見つけられた。
時刻はすでに13時を過ぎているので、カウンターでチェックインを済ませる。
フロントの方はとても分かりやすい英語で話して下さった。さすが観光地のホテル。

部屋に荷物を置いて少し休憩し、早速街に出る。

サンツ駅から南東に行けばスペイン広場、そしてパラレルという歓楽街に着く。
道路の下に地下鉄が走っているので、駅名を見れば位置も分かる。

その前にまずは昼食。
お腹が空いていたので近くのバル(スペイン居酒屋、軽食屋)に
入ろうということで道を進むとすぐに見つかった。
ビールと料理を頼んで腹ごしらえをしてさらに道を進んでゆく。

ところが、サンツ駅の次に見た駅名は、スペイン広場方面の駅名と異なっていた。
どうやらサンツ駅東口から出発するべきところを西口から出発してしまったらしい。
幸いなことに、ここから左に折れて東に向かって進めばスペイン通りに出る。
そういうわけで軌道修正をしてスペイン広場へ。
そこから南東に進み、パラレルに到着。
短い距離ではないが、十分歩ける距離である。

パラレル駅から、フニクラというケーブルカーに乗って、モンジュイックの丘に。
フニクラは片道3分ほどでパラレルからモンジュイックの丘の中腹まで行く。
そこからさらに丘を登ってゆく。
本当は中腹からロープウェーに乗ってさらに上に行けるはずだったのだが、
なぜか動いていなかった。昼間なのに。

上の方まで歩いて行くのは大変そうと思っていたが、意外と歩ける距離だった。
頂上にはモンジュイック城。この上からの眺めが素晴らしかった。
バルセロナ一帯を見渡せる。遠くにはサグラダ・ファミリアも見える。
風も気持ちいい。ここは日本よりも暖かい。
長い時間見たかったが、日が沈んできた。そして夕方5時半で閉まるらしい。
暗くなってしまう前にモンジュイックの丘を降りる。
そしてフニクラでパラレルへ。

夕食はパラレルにあるパエリヤのレストランへ。
ここは地球の歩き方にも載ってるお店だった。
パエリヤとワインを注文し、頂く。
ひとくち食べて、思わず笑いがこぼれた。
今まで食べたパエリヤの中で一番美味しかった。

そしてホテルに帰還。
シャワーを浴びて、ベッドに入る。泥のように眠った。

スペイン旅行記 初日

【2014年2月16日(日)】

18時半ごろに関西国際空港に到着するまで、
これから旅行に行くという実感はあまり湧かなかった。
出発直前に荷物を再確認している時も、
バスに乗って大阪を南に下り、空港への橋を渡っているときも、
友人の二人に会うまでは、自分がこれから飛行機に乗ってスペインに行くということに対して、
不思議と冷静で落ち着いた心持ちだった。

関西空港1階の南ゲート付近で、私たちは集合した。最初に着いたのは電車で来た友人W、
次に私、そして別のバスに乗ってきた友人Hという順番だった。

まず、両替所で円を20ユーロ紙幣と10ユーロ紙幣に替えてもらった。
1ユーロはこのとき140円程度。つまり10ユーロで1400円ほど、7ユーロでおよそ1000円である。
財布の中身はユーロと必要なカードのみにし、残った円と不要なカードは別に移した。

3人で出発前に夕飯をとることにした。
飛行機の時間は23時台と遅く、チェックインも20時台からの開始。時間はたっぷりあった。
2階の飲食店コーナーの中で私たちが入ったのは、回転寿司屋。
スペインに行く前に日本らしいものを食べておきたいということで意見が一致した。

回転寿司屋のテーブル席で、最初に生ビールを注文して乾杯した。最初の乾杯。
いちばん多く食べたのは友人Wだった。彼は大学で運動部に所属していたため、
高校卒業時に比べてがっしりとした体格になった。
私も運動部に入っていたものの食べた量は3人の中では最も少なかった。

旅行や帰省のシーズンではないため、空港は混雑はしていなかった。
しかし閑散としていたわけでもなく、ほどほどの多さの人が歩いたりベンチに座っていたりした。

チェックインの手続き。
空港の掲示モニタでどのチェックインカウンターに行けばいいかを調べる。
該当するカウンターに並んで、パスポートとeチケットを見せて、荷物を預けて航空券を受け取る。
難しい手続きではない。

そしてまたベンチで待機する。
空港は広いが、案内をきちんと見れば迷わない。
何よりここはまだ日本である。

手荷物検査と出国手続きを済ませ、搭乗口前のベンチへ。
遅い時間の出発であるが、待機している人は多い。彼らもまた、旅の始まりを迎えている。
バルセロナへ直通の飛行機はなく、途中別の空港で乗り継ぎをする。
ここにいる人たちはおそらくそれぞれ、乗り継ぎ先の空港から異なる場所に行くはずである。

とうとう搭乗時間になり、飛行機に乗り込む。
数年ぶりの飛行機に乗る感覚。
滑走路に向けてゆっくりと動く飛行機。
一旦止まったかと思うと、エンジン音が急に甲高くなる。
飛行機は急に速度を増し、身体が後ろに押さえつけられる。
そしてフッと浮く感覚。
窓の外を見ると、星をかき集めたような夜景が広がる。
その明かりも、次第に小さくなってゆく。

行ってきます、日本。
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